E資格って何?費用は?受けるメリットは?

データサイエンス

こんにちは、データサイエンティストのデラログです。

E資格について、興味を持っている方が見て頂いていると思います。

 

ところでみなさんはE資格についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?

難しい?転職に有利?費用が高額?資格ビジネス・・?

今回は、E資格の概要について説明し、受けるメリット、デメリットについて詳しく解説します!

また、E資格勉強方法、体験記は別の記事でまとめていますので、興味がある方はご覧ください!

<E資格勉強方法まとめ>

<E資格受験体験記>

 

 

■E資格とは?

E資格は累積受験者数4,150名(日本ディープラーニング協会/2021年3月発表)を超える人工知能の資格試験としては最高難易度・認知度の試験と言われています。

また、データサイエンティストオススメ資格に出てくるイメージがあると思います。

■G検定とE資格の違いは?

G検定は、AIジェネラリストを認定する試験と言われています。
内容はAI入門レベルで、人工知能、ディープラーニング、機械学習の3つの分野における基本的な内容が問われます。受験資格はないため、誰でも受験することが可能です。
これから初めてAIやデータサイエンスについて学ぼうとしている方、あるいはAIに関わるプロジェクトに携わる方におすすめです。AIに関して、幅広い知識を身に付けることができます。

E資格は、AIエンジニアを認定する試験と言われています。
AI関連の開発業務を行っている中級者以上の人向けの資格です。内容はおおまかに、「応用数学」「機械学習」「深層学習」「開発・運用環境」の4つに分かれています。
JDLA認定プログラムを過去2年以内に修了していないと、受験することができません。JDLAが認定プログラムとして推奨している講座を修了する必要があります。
またG検定よりも難易度が高く、受験者層は学生よりもエンジニアや研究者が多くを占めています。

■基本情報

実施概要:試験時間:120分
知識問題(多肢選択式・100問程度)CBT方式
試験会場:最寄りテストセンター
受験費用:33,000円(税込)
試験日程:年2回(次回2022年2月19日)
受験資格:JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること(⇒後述)

※参考 2021年第1回「E資格」結果
・合格率:78.44%
・受験者:1,688名

■デラログの場合の受験スケジュール

2021年6月1日:認定講座受講開始
     ↓講座受講、課題取り組み
2021年7月14日:受験課題提出、E資格申し込み
     ↓試験対策
2021年8月28日:E資格受験

総勉強時間:300時間
総費用:13万5000円

■認定講座一覧

費用と講座内容を踏まえ、スキルアップAIの受講を決定しました。

■認定講座について

スキルアップAI『ディープラーニング基礎講座』を受講しました。
費用:55,000円(オンライン、講師への質問なし)

E資格受験のためには、下記3つをクリアする必要があります。

①動画講義を視聴

②課題テストを提出

③予測モデルを作成し、目標精度達成

■提出課題

ライブラリを用いずに手書きカタカナ文字の認識モデルをPythonで実装します。
⇒認識率98%で課題達成!

ディープラーニングに関する知識だけではなく、Pythonの高度な実装力が求められます!

■出題範囲について

出題範囲①(応用数学、機械学習)

応用数学
線形代数
確率・統計
情報理論

機械学習
機械学習の基礎
実用的な方法論

問題例

scikit-learn等のライブラリを用いずに、Pythonで実装する問題が出題します。

そのため、機械学習アルゴリズムの中身を正しく理解することが出来ます!

出題範囲②(ディープラーニング、開発環境)

深層学習
順伝播型ネットワーク
深層モデルのための正則化
深層モデルのための最適化
畳み込みネットワーク
回帰結合型ニューラルネットワーク
再起型ネットワーク
生成モデル
強化学習
深層学習の適応方法

開発・運用環境
ミドルウェア
軽量化・高速化技術

問題例

TensorFlow、PyTorch等のライブラリを用いずに、Pythonで実装する問題が出題します。

ブラックボックスになりがちな深層学習のモデルの中身が理解出来るため、外製モデルやライブラリ利用時も理解の一助となります!

■受験のメリット・デメリット

受験して良かった点

・広くて深い機械学習、ディープラーニング関連の知識やスキルを体系的に身に着けることができる!
・混沌としがちな機械学習、ディープラーニングの領域が俯瞰して見えるようになった。
・Python実装力が向上。
・アルゴリズム選択の説明性が向上。
・自信を持って説明、プレゼンテーションが出来る。
・データサイエンス界隈での知名度、信頼度は抜群。
・E資格受験というより、認定講座の質が良かった。

受験して悪かった点

・他資格と比較して取得の時間がかかる
・受験費用が高い(数年前よりかなり安くなりましたが・・・・)

今後幅広くデータ活用していきたいと思う方にオススメしたいです!

■デラログ的E資格活用法

E資格を取得してすぐにデータサイエンティストとして転職!ということは難しいかもしれません。

しかし、E資格はデータサイエンスの中軸になる知識です!
E資格で学んだ知識をベースに、専門領域を広げていくのが望ましいと考えています!

いかがだったでしょうか、E資格について理解を深めることが出来たでしょうか?

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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