無職生活に訪れた、まさかの春!?
「やることがない……。」
短時間労働という名の実質戦力外通告を受けた僕は、ドイツでまさかの無職生活に突入した。
会社に行く必要もない、仕事もない、お金もない。
なのに、時間だけはたっぷりある。
「これはまずい……」
毎日、YouTubeの動画を作るのも限界がある。
ダラダラ過ごしていたら、気づけば1日が終わってしまう。
何かしなければ。何か生産的なことをしなければ。
「よし!ドイツ語をちゃんと勉強しよう!」
今まで、ドイツで働きながらも、YouTubeやブログの更新で忙しく、ドイツ語の勉強は後回しになっていた。
でも今なら、たっぷり時間がある。
このタイミングを逃せば、一生ドイツ語とちゃんと向き合うことはないかもしれない。
そう決意し、僕はドイツ語教室に通い始めた。
しかし、そこで予想もしていなかった人生最大のイベントが待ち受けていた。
――まさかの恋の予感。
ドイツ語教室での出会い
ドイツ語教室に通い始めて2週間が経った。
授業は想像以上にハードで、毎日大量の新しい単語と文法を詰め込まれる。
「くっそ……頭がパンクしそうだ……」
A1レベルとはいえ、授業はドイツ語オンリー。
先生は一切英語を使わない。
つまり、ドイツ語で説明されたドイツ語をドイツ語で理解しなければならないのだ。
「これは……日本語脳が完全に崩壊する……!」
そんな中、僕はある存在に気付き始めた。
彼女の名は、オードリーちゃん。
いや、もちろん本名は違う。
だけど、彼女の顔立ちがあの伝説の女優オードリー・ヘプバーンにそっくりだったのだ。
透き通るような白い肌、柔らかい茶色の瞳、品のある佇まい。
彼女はルーマニア出身で、言葉を交わしたことはまだなかった。
だが、僕の目は彼女を自然と追ってしまう。
「……めちゃくちゃ美人じゃないか……!」
ドイツ語教室というのは、いろんな国の人が集まる場所だ。
クラスには、トルコ人、パナマ人、ブラジル人、トーゴ人、ルーマニア人、フィンランド人、アルメニア人がいて、
それぞれがドイツ語を必死に学んでいる。
そんな環境の中、僕は異文化の違いに驚かされることばかりだった。
「へぇ、ポルトガル語話者は『Tü』の発音が苦手なんだ!」
「フィンランド語の人は『Sch』の発音が難しいらしい……!」
ドイツ語の難しさは、母国語によって全然違う。
そんな言語の違いに驚きつつも、僕の興味はオードリーちゃんに集中していた。
無職だけど、これは神様のご褒美か?
「どうやって話しかければいい?」
彼女いない歴3年以上。
女子との会話に慣れていない。
そして何より、僕のドイツ語レベルは幼児並み。
日本語ですらうまく女子と会話できないのに、どうやって話せばいいのか……?
でも、このまま何もせずに終わるわけにはいかない。
無職で人生どん底だけど、もしかしたらこれは神様からのご褒美かもしれない。
「無職でも、頑張っていれば報われるんだ!」
そう思うと、心が少しだけ前向きになった。
どうやって声をかけるか?
しかし、問題はここからだった。
どうやって話しかければいい?
いきなり「君はオードリー・ヘプバーンに似ているね!」なんて言ったら、変な人だと思われる。
かといって、いきなり「好きです!付き合ってください!」は、
ドイツ語以前に人間関係を破壊する自爆行為。
……よし、ここは慎重に行こう。
とりあえず、「勉強の質問をする」という作戦を立てた。
「オードリーちゃん、ここ、どういう意味?」
こうすれば自然に会話が生まれるし、相手が親切なら教えてくれるはずだ。
「よし!明日、実行しよう!!!」
僕のドイツ語教室ライフが、一気に青春っぽくなってきた!!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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