ドイツ在住YouTuber兼ブロガーのデラログです。
今日は、これまでの転職活動で初めて書類選考を通過し、ついに迎えた1次面接――その全記録を赤裸々に綴ります。
嬉しさ、緊張、期待、そして挫折と絶望。
それはまさに感情のジェットコースターでした。
2025年9月某日。
僕は泣きそうになりながら、MacBookの前で録画を止めた。
たった今、初めてのドイツ企業の一次面接――いや、“録画ビデオ面接”が終わったところだった。
終わった……というより、“終わってしまった”という表現の方が正しい。
なぜなら、僕は…完全にテンパって、何も答えられなかったからだ。
応募86社目、ついに来た「書類選考通過」の知らせ
転職活動を開始して約2ヶ月。
毎日数時間かけて求人を探し、英語とドイツ語のカバーレターを書き、履歴書を調整し、86社に応募してきました。
返信すらない企業も多く、精神的にはかなり追い詰められていました。
そんな中、ある日、突然届いた1通のメール。
件名:面接のご案内(Data Analyst – SEM/SEO)
目を疑った。
震える手で本文を開くと、ドイツの某有名旅行系企業からだった。
ついに……ついに書類選考を突破した。
この時は、心の底から嬉しかった。
「やっと……俺にもチャンスが来た……」
転職活動開始から約1ヶ月半、応募数は86社。
初めての「次のステップへ進みたい」という言葉。
その通知は、まるで乾いた砂漠に降った一滴の水のように、僕の心を潤した。
ただし面接は「録画」面接。つまり無人。
しかし、浮かれている暇はありません。
面接の案内には「48時間以内に録画型ビデオインタビューを提出してください」との文字。
おいおい、猶予少なっ!!
しかも録画面接という初体験。
簡単に言えば、パソコンのカメラに向かって、1つの質問に対する制限時間2分で3つの質問に答えるだけ。
面接官はいない。
相手の顔もリアクションもない。
質問はあらかじめ録音されたものが、口頭で再生される。
面接官の表情も反応も見えない。
質問の意図も確認できない。
聞き返すこともできない。
これは……思っていたよりずっと難しいぞ……。
この時点で正直少し不安だった。
金曜日の仕事終わり。
本当は疲れていてYouTube編集を進めたかった。
でも、そんなこと言ってる場合じゃない。
このチャンス、絶対にモノにしたい。
面接準備は全て英語。
英語での自己紹介、志望動機、SEOやデータ分析の経験など……過去に話せそうなエピソードを何度も書き出し、録音して練習した。
そして迎えた本番。
実際の本番で、予想外の「地雷質問」が爆発することになる。
面接本番。質問①②までは、なんとか耐えた
ノートPCのカメラを見つめて、緊張の中スタートボタンを押す。
真っ白な背景。
無人の画面に、録音された英語の声が響く。
“Hi, could you please introduce yourself briefly?”
1問目は、自己紹介。
「I’m Deralog. I’m a Japanese data scientist living in Germany…」
何度も練習したフレーズを吐き出す。
声は少し震えていたが、なんとか耐えた。
続く2問目も、想定範囲内。
“Can you tell us about an SEO-related project you’ve worked on before?”
SEO経験は日本時代のブログ運営とYouTube成長戦略の話を絡めて回答。
準備したエピソードを詰め込み、なんとか話し終えた。
3問目が来た瞬間、全てが崩壊した
“So, imagine you come into work on Monday and notice that one of your SEO metrics has dropped by 30%. How would you approach solving this issue?”
……えっ?
思考が停止した。
何を言ってるの?
何の指標って言った?
どういう状況?
録音音声だから、もう一度聞き直すこともできない。
何度も口の中でリピートした。
「30%落ちた?何が?CTR?オーガニック流入?順位?いや、そもそも…」
気がつけば、心臓の鼓動が耳の中で鳴っている。
答えなきゃ。
あと2分しかない。
必死に何かを言わなきゃと思い、とりあえず口を動かした。
“Uhm… In this case, first of all, I would try to understand what has happened… I would communicate with my team and… try to analyze the traffic source…”
内容は空っぽだった。
もう、「粘り強く周囲と協力して乗り越える」という、意味不明な精神論しか出てこなかった。
録画終了後、しばらく立ち上がれなかった
録画が終わった瞬間、膝がガクッと抜けた。
マウスを握る手が汗でベタベタだった。
静まり返る部屋の中で、ひとり呆然とパソコン画面を見つめていた。
「終わった……」
この“終わった”は、録画面接が終了したという意味じゃない。
“俺の転職活動”が終わったような気がした。
正直、そのくらいショックだった。
やっと届いた面接のチャンス。
でも、全く歯が立たなかった。
なんの爪痕も残せなかった。
数日後、結果は…案の定、不採用
“We really appreciate your effort and interest in our company, but unfortunately…”
残念ながら今回は、他の候補者を採用することに決定いたしました。
ご応募ありがとうございました。
典型的な不採用通知だった。
……やっぱりか……。
でも……わかってたけど……それでも……悔しい。
悔しい悔しい悔しい……!!!
86社応募して、やっと辿り着いた最初の面接。
一歩間違えれば、ここから次に繋がっていたかもしれないのに。
もう時間がない。
仕事もなくなる。
貯金も少ない。
このままいくと、完全に無職になる。
なのに、面接すら通らない。
心のどこかでわかっていたけど、それでも辛かった。
「俺、本当に何もできないのかもしれない」
あの日から数日、僕は何も手につかなかった。
YouTubeの編集をしようにも、動画を開いた瞬間に自己否定の波が押し寄せる。
「お前みたいなヤツに、何ができるんだ?」
ドイツに来て、仕事もクビになり、転職活動もボロボロ。
何一つ結果が出せていない。
この国で、居場所なんてあるのか……?
それでも、俺は諦めない
録画面接に失敗しても。
今の自分が情けなくても。
何もかもが怖くても。
それでも、俺は諦めない。
俺は、前に進む。
もう一度、自分を信じて。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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