毎日が楽しすぎる……!
授業開始から3週間が経った。
最初は地獄のように感じていたドイツ語教室も、今では毎日が楽しみで仕方がない。
……いや、正確に言うと、授業そのものが楽しいわけではない。
もちろん、ドイツ語を学ぶことは大事だし、少しずつ成長を実感している。
でも、正直に言おう。
僕が教室に行くのが楽しみな理由、それはオードリーちゃんに会えるからだ。
毎朝8時、眠い目をこすりながら教室へ向かう。
ドイツ語のリスニングで頭がパンクしそうになりながらも、彼女が隣の席に座るたびに心臓がドキドキする。
「おはよう!」
オードリーちゃんの笑顔は、まさに天使。
その一言だけで、僕の眠気は一瞬で吹き飛ぶ。
「無職だけど……俺、今めちゃくちゃ青春してる気がする……!」
ついに話しかけることに成功!
しかし、今まではただ彼女の存在にときめいているだけだった。
ドイツ語がまだまだ未熟な僕にとって、彼女と会話することは大きな壁だった。
でも、ずっとこのままでいいのか?
せっかく神様がくれたチャンスを、ただ遠くから眺めるだけで終わらせるのか?
「いや、ここで勇気を出さないと、一生後悔する!」
そう決意し、ついに行動に出た。
「勉強の質問をする」という名の作戦
とはいえ、いきなり「デートしませんか?」なんて言えるわけがない。
僕の恋愛経験値は、RPGで言うところのレベル1。
まずは、自然な形で会話を始めることが重要だ。
そこで僕が考えた作戦は……
「ドイツ語の質問をする」
だ。
本当はGoogleで調べればすぐにわかるようなことでも、あえて調べずに彼女に質問する。
こうすることで、「話すきっかけ」を作るのだ。
「オードリーちゃん、ここ、どういう意味?」
意を決して、彼女に話しかけた。
「オードリーちゃん、この単語の意味って何?」
すると彼女は、少し驚いたような顔をした後、微笑んで答えてくれた。
「ああ、それはライターって意味よ!」
……会話、成立!
これまで「おはよう」しか交わしたことがなかった僕にとって、これは革命的な一歩だった。
「ありがとう!」とお礼を言うと、彼女は「どういたしまして!」と優しく返してくれた。
これは……これはいけるんじゃないか!?
いや、もしかすると僕の勘違いかもしれないが、少なくとも彼女は僕のことを拒絶していない。
よし、次のステップに進もう。
運命の誕生日イベント
ある日、授業中に「誕生日を伝える」というフレーズを練習する場面があった。
「Ich habe am 〇〇 Geburtstag(私は〇月〇日に誕生日です)」
みんなが順番に自分の誕生日を言っていく。
そして、ついにオードリーちゃんの番が来た。
彼女が口にしたのは……
「来週が誕生日!」
えっ……来週!?
これは、もしかして……チャンスでは!?
僕はその瞬間、人生最大の決断を下した。
「……デートに誘おう!」
ドイツ流のアプローチを研究する
とはいえ、日本と違い、ドイツでの恋愛事情は未知の領域。
いきなり「誕生日デートしよう!」と言ったら、引かれる可能性もある。
そこで、まずはドイツの恋愛文化をリサーチすることにした。
調べた結果、ドイツでは……
- お花をプレゼントするのが定番!
→ しかも、贈る花の種類や色によって意味が変わる。 - ストレートに気持ちを伝えるのが一般的!
→ 遠回しな表現はNG。 - 誕生日の人を祝うのは当たり前の文化!
→ 友人でも知人でも、「おめでとう」と言うのは礼儀。
「なるほど……じゃあ、お花を買ってプレゼントすれば、自然な形でアプローチできるんじゃないか?」
そう考え、僕は誕生日プレゼントに花を買うことを決意した。
デートの計画を立てる
とはいえ、花を渡すだけでは味気ない。
せっかくなら、デートに誘いたい。
「でも、どこに誘えばいい……?」
そうだ!来週開催されるドイツの街のお祭りに誘おう!
「ドイツの街のお祭りに興味ない?よかったら一緒に行こうよ!」
これなら、重すぎず軽すぎず、ちょうどいい誘い方になるはずだ。
「よし……あとは勇気を出すだけ……!」
ついに告白の瞬間が来る
誕生日当日、僕は花を、バッグに忍ばせた。
「オードリーちゃん、ちょっと話があるんだけど……!」
勇気を出して、声をかける。
彼女が振り向く。
心臓がバクバクする。
「ドイツの街のお祭りに興味ない?よかったら一緒に行こうよ!」
彼女の反応は――
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