無職の日々が続く
ドイツでデータサイエンティストとして働いてきたが会社をクビになり無職になってしまったデラログです。
今回は、ドイツ大手の某企業の「AIデータアナリスト職」に挑戦し、
初めて書類選考を突破し、45分間の電話面接に挑み、そして落ちた話をします。
正直、思い出すだけでも胸が苦しい。
でも、あの時の生々しい気持ちをここに残しておきたい。
海外転職の裏側で、誰にも見せなかった僕の「現実」です。
初めての書類通過──「やっと見つけてもらえた」瞬間
ドイツでの転職活動を始めてから、応募した会社はもう数え切れない。
100社を超えても、返信すら来ない日が続いた。
履歴書を書き直し、LinkedInのプロフィールを何度も修正しても、
結果はいつも同じだった。
そんなある日、
「We would like to invite you for a phone interview.」
電話面接に招待します
というメールが届いた。
思わず声を上げた。
画面を何度も見返した。
「やっとだ…」
この一通のメールが、どれほど心を救ってくれたか。
まるで、真っ暗なトンネルの奥に小さな光が灯ったような感覚だった。
電話面接45分──英語の壁と緊張で震えた声
面接は英語で行われた。
担当者は、データ部門の採用担当者。
予定時間は45分。
「Tell me about yourself.」
「Why do you want to join our company?」
「Can you describe your experience with data pipelines or cloud platforms?」
何度も予想していた質問だったのに、
実際に聞かれた瞬間、頭の中が真っ白になった。
自分の英語が、どこかぎこちない。
伝えたいことがあるのに、言葉が出てこない。
それでも、必死に話した。
日本でのデータ分析経験、ドイツでのAIプロジェクト、Python、SQL、ダッシュボード設計。
どれも自分が積み上げてきた大切な実績だった。
最後に面接官がこう言った。
「It was nice talking with you, デラログ. We’ll get back to you soon.」
電話を切った瞬間、
手のひらは汗でびっしょりだった。
「きっと、悪くなかった。今度こそ通るかもしれない。」
そう信じたかった。
不採用通知──画面の文字が刺さった夜
数日後、メールが届いた。
件名はただの「Your application」。
嫌な予感がした。
“After careful assessment, we regret to inform you that we will not be moving forward with your candidature.”
不採用。
また、落ちた。
もう驚きはなかった。
でも、静かに心が沈んでいった。
「どうしてうまくいかないんだろう。」
「俺の努力は、誰にも届かないのか。」
自分を責める声が、頭の中で響き続けた。
それでも止まれない理由──「失敗」は通過点だ
45分間の電話面接。
確かに完璧ではなかった。
でも、ドイツ大手の企業とここまで対等に話せたということ自体、
2年前の自分からすれば、信じられないほどの進歩だった。
僕はこの2年間、異国の地で働きながら、
言葉も文化も仕事のやり方もゼロから学んできた。
だから、今さら一度や二度の失敗で止まっていられない。
「落ちた=終わり」じゃない。
「落ちた=まだ途中」なんだ。
その夜、冷えたビールを開けて、ゆっくり飲み干した。
負けた悔しさと、どこか清々しい気持ちが混ざっていた。
小さな敗北の中に、確かな成長があった気がする。
終わりに──負けた夜のビールは、少し苦かった
書類が通ったときの喜び。
面接中に感じた緊張。
そして、不採用通知を開いた瞬間の絶望。
それら全部が、今の僕を作っている。
海外で生きるというのは、
時に孤独で、誰にも見えないところで傷つくことの連続だ。
でも、そんな中でも挑戦し続ける自分が、
少しだけ誇らしい。
次こそは。
そう呟いて、PCを閉じた。
夜の静けさが、少しだけ優しく感じた。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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